2006年02月24日

ミュンヘン

ミュンヘン

スピルバークには悪い癖がある。
数本に一本の割合で、どうしようもない子供だましやエセヒューマニズム映画を何故か撮ってしまうのである。
が、しかし裏を返すと、それをやらない時のスピルバーグはほとんど外れがない。(→でも、たまにはあるか)
というわけで今回の「ミュンヘン」も傑作だった。
ミュンヘンとは、ミュンヘンオリンピックの選手村でイスラエル選手がパレスチナのテロの犠牲となった事件を指している。
「テロの首謀者11人を殺せ」、イスラエル政府の命を受け報復テロを命じられた主人公が4人の仲間と共に次々とターゲットを消して行く。
映画は主人公達が、殺しを遂行して行くうちに次第に様々な見えない政治的な力に追い詰められ、仲間を失い、疑心暗鬼となって精神的に追い詰められていく様を描いている。
最後には主人公は組織に別れを告げ妻子の元に帰るのだが、そこでも自分を監視する何者かの影を感じるようになる。
イスラエルでもアラブでもない、ましてやCIAやKGBでもない、主人公は誰のために何の目的のために手を汚してきたのか。
最後までその答えは見つからず映画は唐突にエンディングを迎える。
ひさびさに居心地の悪い映画を観た。

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posted by 若旦那 at 01:22 | 秋田 ☔ | Comment(0) | TrackBack(3) | ミュンヘン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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