2006年03月16日

胡蝶の夢

実相寺昭雄

「ウルトラマンマックス」実相寺監督篇である。
もともとこの人は初期シリーズの「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の監督として注目を浴び、TBS退社後の「無常」「曼荼羅」といった観念的エロスを追求した作品で一気にブレイクした監督なのだが、近年は「屋根裏の散歩者」やオムニバス作品「乱歩地獄」等江戸川乱歩作品の映画化に心血を注いでいる。
初期ウルトラシリーズの時代は、ヒーロー物のフォーマットに前衛的手法を時々垣間見せるという演出に対し、円谷プロやTBSの上層部からかなりの反発があったそうだが、それから四半世紀以上の歳月を経て、実相寺ウルトラマンは当時とは逆に伝説の存在として、新たな多数のフォロワーを生んでいる。
その代表的な存在として、「ティガ」「ダイナ」「ガイア」の平成三部作の中心的製作者である小中兄弟が挙げられる。
立教大で黒沢清等と同窓で、蓮実重彦の影響下にあった伝説の映画サークル「立教SPP」出身という異色の経歴を持つ映画監督でもある小中兄弟が支えた平成シリーズでは、逆に三顧の礼を持って実相寺昭雄が迎えられたわけだ。
というわけで平成シリーズで実相寺は「花」「夢」「怪獣戯曲」の三作品を監督している。
どれもウルトラシリーズの枠なんぞどこかに吹き飛ばしてしまった超異色の作品ばかりだ。
どうやら実相寺なら何をやってもいいと製作者のお墨付きをもらっていたようだ。
「胡蝶の夢」は平成の「ダイナ」以来ひさびさの実相寺作品である。
「ウルトラマンマックス」の脚本家である石橋漣司が、夢の中で「マックス」の主人公カイトと同一化し、次第に現実と虚構の区別がつかなくなるという話で、子供が観て訳が分からないどころかトラウマにもなりかねないストーリーである。
実相寺いまだ健在どころか、年齢を経てますます自分の美学にみがきをかけているといった感じである。
アナーキーさ、訳の分からなさで言えば乱歩作品より上かも?

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実相寺昭雄
posted by 若旦那 at 22:45 | 秋田 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 胡蝶の夢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「胡蝶の夢」は観ていて不愉快になりました。
公共の電波を使って放送する内容じゃないですよ、あれは。
あんな内輪受けの、目立とう根性丸出しの作品は欠番にしてほしいです。


Posted by ウルトラ満メビウスの輪 at 2006年03月17日 00:12
ふーむ、確かにあれはやりすぎかも知れませんね。
ダイナの「怪獣戯曲」もすごかったけど、あれ以上の訳の分からなさだものね。
「ウルトラマン」の本放送枠でやらずに、例えばDVD特別収録とかにした方がいいかも知れませんね。
Posted by 若旦那 at 2006年03月17日 00:30
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