2006年07月08日

帰ってきたウルトラマン

帰ってきたウルトラマン


さきほど、ゲオで中古で買ってきた「帰ってきたウルトラマン」のビデオを観た。
物語の前半である第三巻(11話〜14話収録)で、目玉は前後篇にわたる「シーモンス、シーゴラス」篇である。

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帰ってきたウルトラマン」自体、結構異色なシリーズであり、第2クール前半までの恐竜怪獣篇が視聴率低迷の為路線変更を余儀なくされ、次いでウルトラセブン登場以後の宇宙怪獣篇、その後30話以降は宇宙人も登場するなどシリーズのタッチが著しく変化するという憂き目にあっている。
今回観た「シーモンス、シーゴラス」篇は、夫婦怪獣シーモンス、シーゴラスが産卵のため東京に上陸し、津波と竜巻を起こし、東京を壊滅の危機に陥れるという話である。
本編で実に3回繰り返される東京壊滅篇のリアリティは、他のシリーズにはほとんど見られない本シリーズ最大の特徴の一つである。
「沖縄戦のトラウマで子供番組しか書けなくなった」怨念の作家上原正三は、17話までの恐竜怪獣篇においてメインライターとして大半の作品のシナリオを手がけている。
東京壊滅篇におけるトラウマさえ感じさせるリアリティの追求は、本シリーズにしか感じられないものだ。
が、しかし全体的に暗いタッチのストーリーと、恐竜怪獣の登場のパターン化は「マン」「セブン」ほどの人気を博すことは出来なかった。
そういうわけで新兵器ウルトラブレスレットの登場と、新たな宇宙怪獣の出現により視聴率は回復したが、以後のシリーズにはどこか散漫な印象を受けるものとなった。
それでも朝鮮人問題を扱った問題作「怪獣使いと少年」等、他のシリーズには見られない意欲作もいくつか存在する。
過渡期の作品ではあるが、リアリティという部分では一番感じさせるシリーズではないだろうか。

ウルトラ怪獣大百科7 帰ってきたウルトラマン2

posted by 若旦那 at 00:57 | 秋田 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽・芸能・スポーツ他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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