2007年01月11日

怪異宇都宮釣天井

怪異宇都宮釣天井

新春第一弾!東京出張の際、観て来た作品である。
シネマヴェーラ渋谷という新しく出来た映画館で行われていた「丹波哲郎追悼特集」の中の一本である。
監督はあの怪談映画の巨匠中川信夫

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バッド(下向き矢印)

時は江戸時代、将軍家光一行が宇都宮藩に立ち寄る際、悪巧みを働く家老と悪徳商人コンビが殿様を抱き込んで、将軍家光を亡き者にせんと陰謀を働くというお話である。
主人公の公儀隠密が、その悪巧みを阻止しようとするのだが、悪徳商人とその用心棒丹波哲郎の手によって、窮地に陥る。
そして宇都宮城で日夜行われる謎の工事。将軍暗殺の為の仕掛け「釣天井」とは一体何か!
というわけで、一言で言うと良く出来たプログラムピクチャーである。
約80分という尺の中で、ちゃんと起承転結の流れを考え抜かれた職人技だ。
この時代は中川信夫はもとより、マキノ雅裕とか石井輝男といった人達が年間3本位は平気で量産していた頃である。
この作品は、中川信夫のフィルモグラフィーの中では「東海道四谷怪談」とか「地獄」のような有名なものではないし、丹波哲郎の突然の死がなければ上映される機会もなかったようなものだと思う。
こういったさもない作品と思われている映画の方が、その監督の作家性が表れているような気がする。
フレンチのシェフにオムレツを焼かせると、その人の腕や個性が分かるという。
プログラムピクチャーというのは、まさにそれではないだろうか。

posted by 若旦那 at 21:35 | 秋田 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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