2007年05月10日



今やJホラーの担い手となった黒沢清、待望の新作である。
とは言うものの、前作「LOFT」から一年以内というかなり短いインターバルでの作品である。
LOFT」は黒沢清流ミイラ男として一部で話題となったが、今回は古典的幽霊話を黒沢流解釈で独自の世界に仕上げている。
陰鬱なタッチと夕暮れ時のセピア色を強調した画面作りは相変わらずだが、前作の「LOFT」同様微妙に今までとはタッチが違って来ている。
一言で言うと、ホラーの中に妙な「笑い」が意図的に強調されているのだ。
今回も昼間から堂々と出没する葉月里緒奈の幽霊は無茶苦茶怖いが、その陰鬱なタッチの中で何故か妙な動きをし始める。
主人公役所広司のアパートに出現した幽霊が、何故かドアを開けて外に出るといったところから??という感じなのだが、いきなりスーパーマンばりに空を飛んであっという間に立ち去ってしまうというあたりから観客はまたもや置いてきぼりをくらい始める。
それでもヒロイン小西真奈美が実は!という最近のJホラー得意のどんでん返しで「おおっ!」と思わせるのだが、その後の葉月幽霊の行動には誰もが唖然とするに違いない。
ここって笑っていいのか?おいっ!
詳しくは書かないが「バロン西にとどめを刺す里緒奈必殺のかかと落とし!」は必見である。
黒沢清は一体どこに行こうとしているのだろうか?分からん・・


posted by 若旦那 at 23:05 | 秋田 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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