2005年07月19日

愛の神 エロス

愛の神 エロス

ミケランジェロ.アントニオーニは困った監督である。
まごうことなき世界の巨匠の一人なのだが、作品を観るととにかく眠くなる。
「夢うつつの中で作品にひたることが鑑賞法のひとつ」であるタルコフスキー映画の浮遊感覚ともちょっと違う、とにかくだらだらと長い。
起伏のないストーリー展開は退屈というほかない。
が、しかし、かと言ってアントニオーニがダメな監督かというと決してそんなことはない。
だらだらだらだらひたすら全編登場人物がさまよい続け、最後まで観た瞬間、この映画に何の結論もないことに気づき唖然とさせられる「情事」や、例の伝説のジェフ.ベック、ジミー.ペイジのツインリード編成のヤードバースのライブ映像目当てに一時間半のだらだらに付き合ったあげく、最後の「見えないテニスボール」で見事に置いてけぼりをくらう「欲望」等アントニオーニの映像体験には、他にない独特の後に引く何かが強烈に感じられるのである。
さて御大アントニオーニも、もはや90歳を超えた老人になってしまった。
脳卒中であたってしまい体が不自由らしいのだが、それでもなおかつ映画を作り続けている。
愛の神 エロス」は御大アントニオーニと彼を敬愛するウォン.カーウェイ、スティーブン.ソダーバーグとのオムニバス映画である。
私はソダーバーグの話で不覚にも眠ってしまい、従ってコメントできないのだが、ウォン.カーウェイの話は並の出来だったと思う。
仕立て屋のプラトニックラプストーリーというのは、どっかで聞いたような気もするのだが、
ウォン.カーウェイ風にひねりを聞かせた部分もあったりするのでまあこんなものだろう。
で、ラスト御大の作品だが、相変わらずよく分からない。
が、しかし約40分位の話なので結構テンポよく感じられた。
でもリズムの良いアントニオーニって違和感あるな。

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欲望

愛のめぐりあい
posted by 若旦那 at 00:34 | 秋田 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 愛の神 エロス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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